コエノネ『キャラクター』の『声』について

コトハ(CV:maiさん)

maiさんのコトハを聞いたとき、率直に申しますと『可愛い』でした。でも、私の中にいたコトハのイメージが壊れた瞬間でもあります。私が描いていたコトハのイメージは、暗くて内気で・・そんな存在でした。maiさんのコトハを聞いて、コトハは今どきで、年頃な女の子だと気付いたのです。コトハは、確かに不登校、かもしれない。けれど、本当は、今どきの子のようにはしゃぎたいし、喋りたいし色んなことを抱えている、普通の女の子なんだと実感したのです。コトハという女の子に偏見を抱いていたのは、私なのだと感じました。不登校でも、引きこもりでも、声のトーンまでは暗いのだろうか?と改めて考えました。更に言うと、maiさんのコトハの声は、コトハと同じく不登校の子にも希望を与えられるような、親しみのあるような声なんじゃないかなと思いました。明るいように聞こえるけれど、ななまると喧嘩したりミナトに怒られて、こぼれる怒りの感情、悲しみの感情はとても繊細なものでした。2話でシノブと話しているときは、すごくキラキラしていて、女の子!という感じがします。このシーンは、コトハがシノブに思いを寄せている・・とかではなくて近所付き合いの長いお兄さんの所に通っているという感じなのですがまあ、好意を寄せている印象でもアリかな~なんて今は思うようになりましたね。コトハは、少しずつ芯が強くなってきて、可愛い!というだけではなくて希望を吹き込んでくれるような、頼れるような声になっていきます。コエを使うコトハがどう成長するか、お楽しみくださいね。

ミナト(CV:犬神あうさん)

ミナトは、小学5年生とは思えないほど大人びていて、どんな相手でも柔軟に対応できるような男の子です。だけど、柔軟さだけでなくて、小学生の中に残る可愛さと、ミナト自身の意思で話しているという強さが、犬神さんの声には宿っています。コトハのことを、コトねえと親しげに呼びますが、1つ1つのコトねえにはちゃんと喜怒哀楽があります。優しいミナトでも怒るときは怒るし、びっくりするときはびっくりします。時には応援し、時にはコトハを想って怒ったり...姉思いのいい子で、ピュアな存在です。それだけ濁りがない真っ直ぐな子なので、声も、真っ直ぐに表現していただいて本当に感謝しています。 多分、色で表したら白というか透明というか、何色にも濁らないような声なんだろうなと思います。白かなあと思ったのですが、白って混ぜると濃くなったり濁るので。洗い立てのシャツ!と言おうとしたのですが、それはちょっと違うし。もう最初から純粋!みたいな。 こういう弟がいたらいいなということを想定して考えたキャラクターではないのですが、デザインだったり、声の彩だったり、沢山の彩に恵まれて良い弟になってくれたと思います。 頑張れ!コトねえ!は、コトハだけではなくて、視聴して下さっている方へのメッセージも込めております。ミナトと一緒に、コトハを応援して頂けたら嬉しいです。

ななまる(CV:白鷺風羽さん)

白鷺さんのサンプルボイスを以前から聞いていて、この人じゃないとななまるだめだ!と思っていたほど、イメージに合致する声でした。 マスコット独自の愛嬌の良さ、特徴のある記憶に残る声というのが決め手でした。 ななまるのなのネ!という口癖は、もうネ!っていうだけでインパクト強めなのですが、なのネ!を上にあげるか、下にさげるか、という部分も打ち合わせをして、親しみやすいかな?と思い、上にあげてくださいとお願いしました。 ななまるは、なんかお母さんみたいな存在だなあと思います。幼い外見というだけで、学校に行かなくなったのネ!って言ってたり言うことは割と言うような子なので、頭がいいんじゃないかなあと。あと、ちゃんと謝るし、思いやりはある子で、ただなのネ!なのネ!って言っているわけではありません。 1つ1つのなのネ!に、感情がこもっていて聞いていて、楽しいなあと思いながらチェックしておりました。ななまるの声は、かなり高い声なのですが、嬉しくなるとさらに高い声になるんですよね。そこがまた愛おしいところです。本当に心から喜んでくれているんだなあ、このななちゃんは~!ってほっこりしちゃいます。 ななまるの可愛らしさをぜひお楽しみください。

ウタノ(CV:宮守計都さん)

ウタノってお願いする方によって、キャラクターのイメージが大きく変わるキャラクターなのではないか?と思っていたキャラクターです。コトハと似たような声のトーンの方だと、多分コトハと混ざって分かりづらくなる。なので、コトハと高低などで差が出る様な、バランス感覚を求めていました。 宮守さんのウタノは、ぽかぽかとしていてお日様の光がゆっくり照らされているような声だと思っています。ウタノが穏やかな春の日差しならば、コトハはキラキラとしている夏の太陽というような感じです。ウタノみたいなトーンってちょっと新鮮な声質かもしれません。でも、そこが魅力、というかミルクティーとかホットココア飲んでいるような温かい気持ちになれる、素敵な演技です。 ウタノは、お嬢様というかきれいな言い方をする子で、喜ぶときは新鮮なものを見るかのように、とっても喜びます。なので、喜びの演技がしっかりできる方じゃないと、ウタノっていうキャラクターの存在の仕方が大きく変わるので、宮守さんの表現力に救われた部分はとても大きいです。あと、誤植でコトハちゃんをコトハさんと書いていた部分があったのですが、コトハちゃんと読んでくださって(※打ち合わせしてません)あああ、ウタノだーー!!と思ったエピソードもあります。 ウタノは、1,2話はコエのみの登場、実際に登場するシーンが3話からなので、ちょっと遅めなのですがすごく濃い存在です。 最後まで是非、お付き合いくださいね。

シノブ(CV:殯宮nayuyuさん)

シノブさんの声ってかっこよくて、爽やかで、優しさのある、いたら素敵なお兄さんがそろっている声です。声を聞いて、シノブさんって反抗期なかったんだろうなあって感じました。それくらい優しさに満ちている声で。これは、普段から仲良くしていただいているnayuyuさんのお人柄もそのまま出ているんだろうなあと感じました。低く響きすぎないほど良いトーンの声じゃないかな?と思います。そしてセリフの秒数を見たら、コトハと良い勝負という感じで長いセリフが非常に多いです。でも意味のある事を言っていると思うので、ゆっくり耳を傾けて頂けると嬉しいです。 のんびりとしていて何も考えていないように見える。でも考えていることは、ちゃんと考えている。時には、コトハたちに優しさを与えて、時には、コトハたちに考える意味も与える。 そのあたりは、やっぱりお兄さんなんだなあと思います。のんびり屋さんだから、コトハにつっこまれたり、助けられたりしているんですけれどね。でも、助けてしまうのは、シノブさんが優しくて、信頼できる証拠だと思います。 個人的にウタゴエ屋の従業員ならではの、声をかき消した後のシノブさんは聞きどころだと思います。 実は、どうなるかなってワクワクしていたので、ああこうきたか!とにんまりしていました。 優しさに寄りたい、助けてあげたくなるようなシノブさん。 でも言っていることは、意味の通る深いことだと思うので是非本編での彼もチェックしてくださいね!

by 麦星すばる

Return